■大ピンチ!全国学力テスト

2015年9月 8日


今年の4月に、
全国の小学6年生と中学3年生全員を対象に行われた
「全国学力テスト」の結果が、8月末に公表された。

昴の教室がある鹿児島・宮崎・熊本・福岡の4県を見てみると、
鹿児島県と宮崎県の中学3年生が、
国語・数学2教科、4種類のテスト全てで
「都道府県別平均正答率」が、
昨年に比べて順位が下がっている。

また順位でいうと、
特に鹿児島県が憂慮すべき事態となっている。


■中3の、1位と最下位の平均正答率の差は次の通り。

    国語A  秋田―沖縄  10.8%
    国語B  秋田―沖縄   9.4%
    数学A  福井―沖縄  15.3%
    数学B  福井―沖縄  13.7%

県内の全ての生徒が受けての平均正答率なので、
かなりの差があるということが分かる。

■また鹿児島県の中3の、
全国47都道府県の中の順位は次の通り。

    国語A  45位タイ
    国語B  41位
    数学A  42位タイ
    数学B  39位タイ  
     (Aは基本事項 B問題は活用・説明)


■それでは昨年との比較はどうなっているか。

          鹿児島 宮崎 熊本 福岡
    国語A  ↓     ↓    →    ↓
    国語B  ↓     ↓    ↑    →
    数学A  ↓     ↓    ↓    ↓
    数学B  ↓     ↓    ↓    ↑

  
■以下は私の極めて個人的な意見だが、
鹿児島県の中学生の学力アップのためには、
公立高校の入試選抜テストの大胆な変更が必要だと考える。

私たちは誰しも、テストがあるから勉強する。
点数が悪ければ、
先生やお父さん・お母さんに叱られるから勉強する。
第一志望校に合格するために、
多くの生徒は嫌々ながらでも勉強する。

そこで、公立高校入試に話を戻すと、
自分が受ける高校が定員割れを起こしていたら、
よっぽどのことがない限り、合格出来る。

こういう状況の中、
中学生の勉強意欲は高まるものだろうか。
そこで私の提案。

■■■公立高校の入試の倍率は
     クラス数の削減 もしくは
     クラス人数の削減をして
  定員割れをさせない■■■


■こんなことは私が言わなくても、
みんな分かっていることだと思う。
それなのに何故出来ないのだろうか。


■私ども昴は、次の言葉を行動指標として精進してきた。
    【人は良き師に出会えば必ず成長する】

そして創業以来、次のことを追求してきた。
    【子どもの可能性は無限であり、
    勉強することは楽しいことだということを体得させられれば、
    必ず伸びる】

■シンガポールという国は資源のない国だ。
だからこそ、
子どもたちこそ国の資源だと考え、
徹底して子どもたちの学力を鍛え、
個性を尊重して進路を決定している。

シンガポールでは、小学4年生で、落第の制度がある。
救済制度は残されているが、
小4、中1のテストで、
その後、勉強する内容、学校が決められる。
だから、必死に勉強する。

もし、今の日本にこの制度を導入すると言えば、
日本の大半の保護者はこぞって反対を唱えるだろう。

■子どもたちの将来を考え、
大人の論理ではなく、
子どもたちが勉強すべき時に勉強するように仕向けるのが
私たち大人の責務だと思う。

■学力低下の原因は他にもいろいろあり、
入試制度だけではないとは思う。

鹿児島県では、手をこまねいているわけではなく、
土曜授業とか授業の工夫とか様々な手を打っている。

それなのにその成果が出ていないということは、
やはり根本的には入試制度に原因があるのではと思う。
          つづく



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